母や祖母から受け継いだ着物の賢い活用方法を5つご紹介!

2024.04.12

着物買取 コラム
母や祖母から受け継いだ着物の賢い活用方法を5つご紹介!
母が成人式で着用していた着物を売りたいです。いくらになりますか?
作家や産地、保存状態や素材、丈の長さなどによって買取価格は変わります。詳しくは専門知識を持ったバイセルの査定士が一度拝見いたしますので、まずはバイセルにお問合せ下さい。
祖母や母から着物を譲り受けましたが、着る機会もなく保管したままになっています。価値ってありますか?

母や祖母から受け継いだ大事な着物の活用方法に困っていませんか?

「自分では着物を着る機会がないから処分したいけど、もったいない気がする」

「大切な母や祖母の着物を賢く有効活用したい」

ここでは、このようにお悩みの方のために、着物の賢い活用方法を5つご紹介します。

着物を保管する際の注意点や価値の高い着物の特徴なども解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

まずは無料査定しませんか?

お問合せ・ご相談はこちら

0120-612-773

24時間365日受付中・携帯からも通話料無料

※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

母の振袖を有効活用する「ママ振袖」とは

母や祖母から受け継いだ着物の賢い活用方法を5つご紹介!

着物を普段使いすることが少なくなった現代でも、成人式や卒業式といった若い女性が参加する式典の定番の衣装は、やはり振袖ではないでしょうか。

しかし、良い着物を新品で買うと安いものではありませんし、「成人式で1度しか着ないのに買うのはもったいない」と考える方も多いです。

そのような流れの中から、最近話題となっているのが、母が成人式で着た振袖をアレンジ・コーディネートし直すなどして娘が着用する「ママ振袖」です。

しかし、成人式は新成人にとって一生に1度の晴れ舞台ですから、そこで着用する振袖に関しても「自分だけのものが欲しい」と考えても不思議はないように思います。

それでは、なぜいま「ママ振袖」は話題となっているのでしょうか。

大きな要因として考えられる、4つのポイントをご紹介します。


・母の振袖は上質なものが多い
・購入費用やレンタルの手間が省ける
・近年のエコブームが「ママ振袖」を後押ししている
・亡くなった母や祖母の形見として活用したい

母の振袖は上質なものが多い

昭和50年代〜60年代は、日本経済が非常に豊かな時代でした。

当時は「娘の晴れ舞台の衣装にはお金を惜しまない」という家庭も多く、100万円クラスの高品質な振袖が非常に多く売れました。

その時代に成人した方が母となり、その娘が成人を迎える年代になってきた近年、母の上質な振袖を再利用する「ママ振袖」の動きが活発になってきたのです。

母の上質な着物は、色や柄の流行の差こそあれ、低価格の新品やレンタル品に比べて決して見劣りしません。

もともと上質な母の振袖は、アレンジやコーディネートの工夫によって現代的な感覚を取り入れれば、より素晴らしい輝きを見せます。

このような背景が、「ママ振袖」が話題となった大きな要因の一つです。

購入費用やレンタルの手間が省ける

成人式に着る振袖は、購入でもレンタルでも、費用と手間は多大にかかります。

さらに、成人式までギリギリの日程にレンタル店に行くと、選べる振袖の種類も少なくなってしまっている事もあります。

その点、母や祖母の振袖を成人式に着られれば、費用や手間が抑えられるうえに「振袖への想い」を受け継いで着る事ができるでしょう。

もし母や祖母が着物の着付けを出来るなら、そこで家族間のコミュニケーションが増え、振袖とともに受け継ぐ想いも聞くことができるかもしれません。

近年のエコブームが「ママ振袖」を後押ししている

母や祖母から受け継いだ着物の賢い活用方法を5つご紹介!

近年のエコブームもあり、まだ使える母の振袖を捨てるのはもったいないという意識が高まってきました。

特に、母自身もせっかく買った振袖を1〜2回しか着ていないというような場合には、「まだ綺麗だし再利用しよう」と考える方が多いようです。

母の振袖を着る事で、着物レンタル店で一式レンタルするよりも経済的にも負担が少なくなります。

さらに、レンタルとは違って自分のものになるので、結婚式・卒業式・初詣・パーティーなど、他の機会に再利用することもできます。

亡くなった母や祖母の形見として活用したい

「ママ振袖」が話題となっている、もう1つの要因として「亡くなった母や祖母の形見として活用したい」という娘や孫の想いがあります。

「もったいないから」というだけではなく、振袖を着るような晴れやかな場面では「亡くなった母や祖母の振袖を、自分が受け継いで着たい」と考える若い女性が増えているようです。

亡くなった母や祖母としても、自分の形見として振袖を着てくれれば「自分の振袖を娘が着てくれて嬉しい」「娘のために買った振袖を孫も着てくれるなんて」など、離れていても家族でいる事が実感できるでしょう。

母や祖母の着物の5つの活用方法

母や祖母の着物の5つの活用方法

母や祖母から受け継いだ着物は、様々な活用方法があります。

「ママ振袖」に当てはまる「そのまま着る」という選択肢を含め、5つの活用方法をご紹介します。


・そのまま着る
・リメイクする
・知人に譲る
・NPO法人等に寄付する
・着物買取のバイセルを利用する

母や祖母の着物の活用方法:そのまま着る

「ママ振袖」についてはご紹介しましたが、母や祖母から受け継ぐ着物が振袖だけだとは限りません。

着物には振袖のほかにも、黒留袖・色留袖・訪問着・付け下げ・色無地・小紋・紬・浴衣など、様々な種類があります。

着物は着るものですから、母の着物の活用方法として、まず考えるのは「自分で着る」という方法ではないでしょうか。

普段から着物をよく着用する人であれば、自分の着物を着つつ、たまに母や祖母の着物を着るといった楽しみ方ができるでしょう。

一方、普段は着物を着ないという人でも、式典などの特別な場に母や祖母の着物を着ていくことで、気持ちを新たにできるかもしれません。

しかし、普段着物を着ない人にとっては、着物はかさばる上に湿気対策など保管方法が難しいという欠点もあるでしょう。

また「サイズや柄の流行などが合わない」という可能性も考えられます。

「母や祖母のものだから自分で着たい」という気持ちはあれど、現実的には難しい場合もありそうです。

母や祖母の着物の活用方法:リメイクする

サイズや流行の合わない母や祖母の着物は、状態が良いものであれば、仕立て直して着るという方法も考えられます。

着物のサイズが小さい場合は、仕立て直すにも生地が足りなくて難しいですが、そうでない場合は今風にアレンジすることも可能です。

また、着物の生地を使って、シャツやドレスなどの洋服に仕立て直してくれる業者もあります。

また、シミがあるなど状態が良くない着物でも、綺麗な部分だけを使ってバッグや小物などにリメイクするという手もあります。

「家族が大事にしていたものだから持っておきたいけれど、着物をそのまま保管するのは大変」という方には、着物の生地を使った小物などを身に着けておくのも良いのではないでしょうか。

ただし、他のものにリメイクをすると「着物」という形ではなくなってしまいます。 「家族の着物にハサミを入れるのは抵抗がある」という方には、おすすめできないかもしれません。

母や祖母の着物の活用方法:知人に譲る

母や祖母から受け継いだ着物を自分で着ない場合、親戚や知人で「着物が欲しい」という人に譲るのも1つの手かもしれません。

タンスにずっと眠らせておくよりは、知人などに着てもらった方が、家族や着物にとっても良いでしょう。

ただし、着物を親戚や知人に譲ったことで、トラブルになるケースもあります。

具体的には「あげた着物を知人が質に入れた」「親戚が着物をちゃんと管理できず、虫食いで穴だらけになってしまった」といったようなケースです。

こちらとしては家族の着物なので大事なものですが、知人にとっては「タダでもらったもの」ということになります。

このあたりのギャップから、トラブルが起こりやすいようです。

母や祖母の着物の活用方法:NPO法人等に寄付する

着物の寄付を募っているNPO法人等もあるので、母や祖母の着物を自分で着ないのであれば、そういった団体に寄付するという方法もあります。

NPO法人の中には、着物を海外に寄付している団体や、着物をリサイクルに出した売り上げをワクチンのための募金に充てている団体、寄付で集まった振袖を使って児童養護施設で育った新成人に記念撮影をプレゼントしている団体もあります。

理念や活動内容に共感できるNPO法人があれば寄付をする、というのも良いでしょう。

ただし、NPO法人等は集まった着物で利益を出すことを目的としている団体ではないので、着物を送付する際の送料等はこちらの負担になります。

母や祖母の着物の活用方法:着物買取のバイセルを利用する

母や祖母の着物の活用方法として、着物買取のバイセルを通して着物を必要としている人に引き継ぐという方法もあります。

バイセルは着物を中心に日本全国で買取サービスを提供し、たくさんのお客様・リピーター様からご指名をいただいてまいりました。

その結果、2015~2022年の累計で2,700万点以上の買取実績を積み上げることができました。

バイセルの査定士は、高い専門知識と豊富な査定経験を生かして、着物1点1点の価値を正確に鑑定します。

そして、買取を通して着物を引き継ぐ人は、その着物が欲しいと思ってお金を出して買うわけですから、ご家族の着物をきっと大事に扱ってくれるでしょう。

それでもお母さまやお祖母さまの着物を売ることに抵抗がある場合には、バイセルの無料査定だけでも試してみてください。

査定料やキャンセル料などの各種手数料は無料です。

まずはお試しいただき、実際に査定士に会ったうえで「任せても良い」と思えたらお売りください。

まずは無料査定しませんか?

お問合せ・ご相談はこちら

0120-612-773

24時間365日受付中・携帯からも通話料無料

着物の数が多いならバイセルの出張買取サービスが便利

また、バイセルでは「出張買取」というサービスを行っています。

バイセルの出張買取は、査定士がお客様のご自宅等まで伺って査定・買取をするサービスです。

着物の数が多い場合でも、知人に譲るときのように着物を運ぶ必要もなく、寄付するときのように梱包・発送する手間もありません。

申し込みから買取完了まで全てを自宅にいながら済ませることができる便利な方法です。

バイセルでは全国への出張買取に対応しておりますので、ぜひ1度お問合せください。

買取価格が高くなりやすい着物はどんなもの?

買取価格が高くなりやすい着物はどんなもの?

母や祖母の着物を買取に出そうと考えた場合、どのような特徴のものなら買取価格は高くなりやすいでしょうか。

着物買取市場において人気が高く、高く買取されやすい着物の4つの特徴をご紹介します。


・伝統工芸品や有名着物メーカー・有名作家の作品
・素材が正絹であるもの
・保存状態の良いもの
・サイズが大きめのもの

伝統工芸品や有名着物メーカー・有名作家の作品

伝統工芸品や有名着物メーカー・有名作家の作品であれば、買取価格が高くなる可能性があります。

西陣織・博多織・大島紬・結城紬といった有名産地で作られる伝統工芸品、翠山工房・大彦など確かな技術を認められた老舗の有名メーカーの着物、人間国宝の木村雨山・羽田登喜男など有名作家の作品などは品質が高く、中古着物市場での需要も多いため買取価格は高くなる傾向があります。

伝統工芸品の組合が発行する証紙や有名作家の落款がついていれば、その着物の高い品質の証明となるため、高く買取してもらえる可能性はさらに上がります。

素材が正絹であるもの

着物を素材で分けたときに、最も価値があるとされているのが、正絹製の着物です。

素材の正絹自体が高価なものですし、中古着物市場での人気も最も高いからです。

家族の着物を買取に出す際には、お持ちの着物が正絹製であるかどうか、事前に確認しておきましょう。

保存状態の良いもの

着物を買取に出す際は、シミ・カビ・虫食い・シワなどがなく、綺麗な状態のものの方が高く買取してもらえる可能性は高いです。

買取に出す場合に備えて、普段の保管から着物の保存状態には注意しておきましょう。 具体的な着物の保管方法については後述します。

サイズが大きめのもの

中古着物は、サイズが大きめの方が需要が多いです。

大きい着物であれば、仕立て直したり端折ったりすることで背の小さい人も着ることができるためです。

反対に、小さい着物の場合には背の高い人は着られず、仕立て直しも難しいなど需要の幅が限られてしまいます。

具体的には、身丈が160cm以上のものであれば需要は比較的多いでしょう。

具体的な着物の保管方法

具体的な着物の保管方法

母や祖母から受け継いだ着物は、手元に持っておきたい場合はもちろん、買取に出す場合でも綺麗な状態を保っておくのは重要です。

特に、絹(正絹)製の着物は湿気に弱く、湿気がたまるとカビや虫食いが発生してしまうことがありますので保管には注意が必要です。

大切な着物に湿気をためないようにするためには、以下のような方法が有効です。

桐箪笥に保管する

桐箪笥は、湿度が高くなると湿気を吸収して膨張し、湿度が低くなると湿気を放出して収縮するという特性があります。

膨張した桐箪笥は気密性を高めることで外からの湿気の侵入を防ぎ、中の着物を余分な湿気から守ってくれます。

湿度の少ないときには収縮して箪笥に隙間ができるため、乾燥した空気を取り込むことができるのです。

桐箪笥がない場合には、衣装ケースの底にはすのこを敷くなどして空間を確保し、除湿剤を使ってあげると良いでしょう。

ただし、除湿剤は着物に直接触れると変色の原因になる恐れがあるため、すのこの下やたとう紙の上から使うようにしてください。

たとう紙に包んで保管する

また、着物の保管時には、たとう紙と呼ばれる専用の包み紙に包んで保管することが重要です。

たとう紙は吸湿性に優れているため、余分な湿気を吸って、着物に湿気がたまるのを防いでくれます。

また、たとう紙は滑りが良いため、着物を重ねて保管してもたたみシワが発生するのを防ぐことができます。

虫干しなどの定期的なお手入れをする

湿気を取り除くため着物を吊るし、風を通すお手入れのことを「虫干し」と呼びます。

虫干しは年に3回ほど行うのが良いと言われ、1月下旬から2月上旬、7月下旬から8月上旬、9月下旬から10月中旬の乾燥した日が理想です。

絹の着物は直射日光に当たると変色してしまう場合があるため、虫干しは風通しの良い屋内で行うのが良いでしょう。

天候とのタイミングの兼ね合いが難しい場合には、エアコンの除湿機能や除湿機を使って虫干しを行っても良いかもしれません。

母や祖母から受け継いだ着物の賢い活用方法:まとめ

母や祖母から受け継いだ着物の賢い活用方法:まとめ

母や祖母から受け継いだ着物を活用する方法についてご紹介してきました。

「ママ振袖」のようにこれから自分で着る機会があれば良いのですが、実際には機会が無くタンスの肥やしになっている、という場合には寄付や買取といった活用方法を考えるのも1つの手です。

母や祖母から受け継いだ着物は、買取に出すことでそのままの状態で必要としてくれる人に引き継ぐことができ、リメイクのように着物にハサミを入れる必要がないというメリットがあります。

そして、母や祖母の着物を買取に出すなら、ぜひ着物買取のバイセルをご利用ください。

全国での買取実績豊富なバイセルの査定士が、大切な着物の本来の価値を適切に見極めます。

「母や祖母の着物を有効活用したいけど、自分には着る機会がない」という方は、お手持ちの着物の価値を知るという意味でも、ぜひ1度バイセルの無料査定をお試しください。