ラビットは毛皮買取で高く売れる?コツや保管方法などを知りたい!

当記事でよくある質問
- Q
20年前に買ったうさぎの毛皮コートを持っています。古くなっていますが、売ったらいくらになりますか?
- A
使用感、丈の長さなどにより買取価格が変わりますので一度拝見いたします。こちらよりお問合せ下さい。
- Q
母が若いころに着ていたラビットのコートを譲り受けました。価値ってありますか?
- A
劣化したラビットの毛皮は抜け毛が多くなるため、保存状態が悪くならないうちに現在の価値を確かめることをおすすめします。 バイセルではラビットの毛皮製品の査定事例が多数ございますので、買取実績へお進みください。
その他、ラビットは毛皮買取で高く売れる?コツや保管方法などを詳しく知りたい方はそのまま【目次】へお進みください。
100種類以上あると言われる毛皮のなかでも、色や種類が豊富で、比較的安価に手に入るラビット毛皮。
みなさんの家にもラビット毛皮の製品があるかもしれません。
ラビット毛皮は、その種類によっては需要が高いものもあるため、中古品としてもまだ人気があるようです。
ここではラビット毛皮の特徴や買取相場、高く買取ってもらう方法をご紹介します。
ラビット毛皮の特徴
ラビット毛皮はその種類が多いことも有名です。
セーターやぬいぐるみなどに使われる原価の安いものから、高級ブランドに使用されるものまでさまざまあります。
ラビット毛皮の買取り相場はどの程度なのでしょうか。以下でラビット毛皮の特徴と、種類ごとの相場を見ていきましょう。
ラビット毛皮の特徴
ラビット毛皮は軽量でふわふわの手触りが特徴です。
ただし、体の小さいウサギは刺し毛(表面に生える強く弾力性に富んだ毛で、体を守る役目をするもの)がやわらかく、折れたり切れたりしやすい欠点があります。
また、毛が抜けやすいのも難点のひとつで、劣化したラビット毛皮は抜け毛が多くなります。
ラビット毛皮は比較的低安価で手に入りやすく、染色も簡単なため、ニットやファーの一部として服飾に使われることが多くなっています。
様々な種類がある毛皮の中でも、最も多く使われているのがラビットといえるでしょう。
ラビット毛皮の種類ごとの買取相場
レッキスラビット
レッキスラビットは毛皮用に養殖されたウサギで、ウサギのなかで最高級と言われています。
普通のラビットに比べて光沢があるのが特徴です。
また、刺し毛が退化しているため、刺し毛と綿毛(刺し毛の下に生えた、短くやわらかい防寒の役目をする毛)の長さが同じで、肌触りがとてもやわらかくふわふわとしています。
げっ歯類のチンチラの肌触りに似ていると言るでしょう。
また、一般的なラビットとは毛量・毛質が異なり、毛が抜けにくいのが特徴です。
買取においてラビットは総合的に高値がつきづらい傾向がある中で、このレッキスラビットは通常のラビットよりも需要があり、高値がつくといえます。
なお、インターネットオークションでは、状態やブランドによって5,000円~5万円で取引されています。
アンゴラ
セーターやコートを作るために、羊のように毛を刈り取るために改良された品種のウサギです。
保温性は羊の毛の7倍と言われています。アンゴラの毛は繊維が長く、やわらかでなめらかな風合いを持ち、豪華な雰囲気があるのでとても人気があります。
レッキスの次に高級と言われています。買取ではなかなか値段がつきにくいですが、インターネットオークションでは1,000円~3万円くらいで取引されています。
チンチララビット
ラビットの毛皮の高級品と言えばチンチララビットと言えるでしょう。
チンチララビットは、げっ歯目のチンチラとは違うので注意が必要です。
今ではアメリカを中心に養殖が行われています。
極細の綿毛が特徴で、肌触りが抜群になめらかで、最高の手触りと言われています。
インターネットオークションでは1万円~5万円で取引されています。
ラビットの価値を知りたいならバイセルが確かめます
バイセルなら専門の査定員がラビットの種類ごとに価値を見極めます。
古いラビットのコートでも保存状態を考慮して価値をご提示いたします。
買取相場の高い毛皮の種類について
毛皮はその種類によって買取相場は違います。
特にセーブル、チンチラ、リンクスの毛皮は「世界三大毛皮」と呼ばれており、高値の傾向があります。
セーブル
セーブルのなかでも特に高級なロシアンセーブルは、日本名で黒テンと呼ばれるイタチ科の動物です。
ロシアンセーブルのロングコートは、高いもので20万円以上の買取相場になることもあります。
チンチラ
チンチラは、南アメリカのペルーとボリビアのアンデス山脈の最高地点が原産の動物です。
この地域にしか生息していなかったため大変貴重で、養殖が行われる以前は「幻の毛皮」と呼ばれていました。
養殖が行われるようになった現在でも貴重であることには変わりなく、ロングコートが15万円前後で買い取られる場合があります。
毛皮の役割と人気が出た理由
戦時中の防寒着などに使われていた
ラビットの毛皮は保温性に優れているため、古くから防寒具として使われてきました。
歴史は古く、20世紀以前から刈り取ったラビットの毛皮を服飾品の繊維素材として、世界各国で利用されていたようです。
例えば、アンゴラ種から取れる毛は「日本アンゴラ」という品種のウサギで、太平洋戦争や日清戦争に日本軍が防寒具として需要が定着しました。
この日本アンゴラから取れる繊維は、現代においても高級なセーターやコートなどに幅広く使われています。
他にも高級なラビット毛皮にはチンチラ種、レッキス種、日本種などがあります。
もともとは南ヨーロッパに生息していたウサギが原産でしたが、今では毛皮のために世界各国で家畜化され、飼育されています。
皇室の人が身に着けていたことにより一般層に認知度が高まる
戦後になると皇太子殿下のご成婚の際、美智子妃殿下がサファイアミンクのストールを羽織っていたことから、女性たちの間で毛皮のボアやストールが人気となりました。
しかし、一般の人々にとっては、「毛皮のコートはお金持ちや女優など特殊な人たちのもの」という意識が根強く、なかなか浸透しませんでした。
一般層も毛皮製品を買うようになった
昭和40年代半ばになると、コートとしての毛皮が少しずつ一般の人たちにも浸透し始めました。
一般層が最初に手にする毛皮として、値段が安いラビットのコートやジャケットが売れるようになりました。
日本での毛皮ファッションの流行はラビットから始まったとも言えます。
ラビット毛皮をより高く買取ってもらうためのコツとは?
たとえば、ラビット毛皮のなかでも高級品とされているチンチララビットの毛皮は、とてもデリケートであるため、マフラーなどの小物として売られていることが多くなります。
ただし、毛皮はつなぎ合わせて加工し、新たな商品に作り替えられるため、品質や保管状態がよければ、比較的よい値段で買取りしてもらえるかもしれません。
ここでは、より高く買取りをしてもらえるコツとして、毛皮を保管する際の注意点と、査定に出すときのポイントをご紹介します。
査定前にメンテンナンスを怠らない
ホコリや汚れを取ってから保管する
毛皮のコートは一度でも着用したら汚れを完全に取ってから保管しましょう。
毛皮は一回着ただけでも多くのホコリを吸い込んでしまうため、着用後は振り払うようにして軽く叩いてホコリを落とします。
ホコリをつけたままにすると、害虫がついたり抜け毛につながるため注意が必要です。
また、濡れてしまったら軽く振って水を切って、乾いたタオルで拭きとり自然に乾燥させます。
風通しの良い湿気の少ない場所に保管する
日陰で風通しがよく湿気の少ない場所を選ぶと、日焼けや害虫による毛皮のダメージを避けられます。
アイロンやスチームを当てない
アイロンやスチームを当てるのは避けましょう。
大量の水を吸った毛皮は固くなって破れてしまう場合があるからです。
毛皮は光によって変色してしまうため、保管の際には日光だけではなく蛍光灯の光も当てないようにしましょう。
このように、毛皮の正しい扱い方を心がけて状態に保つことが、査定金額を高くするコツです。
毛皮が複数ある場合はまとめて査定に出す
毛皮の商品が複数ある場合はまとめて査定に出しましょう。
もちろん1点からでも査定はしてもらえますが、複数をまとめて出すと高く査定してもらえる可能性があります。
また、毛皮を購入したときのタグがあれば一緒に持ち込むことも大切です。
毛皮以外でも、ブランド品や時計は箱や保証書、ギャランティーカードの有無により査定額が変わります。
付属品がある場合は一緒に査定に出しましょう。
おわりに
毛皮製品の管理は難しく、自宅で保管をしているとどうしても劣化してしまいます。
また、その性質上、正しく管理できたとしても着物のように代々伝えたり、一生ものとして使用したりするのは難しいものです。
もし、持っているラビット毛皮を活用しきれていないであれば、一度査定に出してみてはいかがでしょうか。
特にレッキスラビットやチンチララビットはよい値がつく可能性もあります。
一度買取専門業者に相談してみるのがおすすめです。