毛皮買取で襟巻きはいくらになる?高額買取される種類や買取のコツもチェック

クローゼットに毛皮の襟巻きを保管していて、もう何年も使っていない……という人はいないでしょうか。
「捨ててしまうのももったいないし、よい状態を保つためにお手入れするのも大変」という気持ちがあるのなら、買取に出すのもひとつの選択肢です。
では、毛皮の襟巻きはいくらくらいで売れるものなのでしょうか。
毛皮の襟巻きの買取相場や、高額買取してもらえそうな種類、買取のコツなどについてまとめて、ご紹介しましょう。
目次
毛皮の襟巻きの種類と買取価格
毛皮の襟巻きは、まずデザインの違いによって種類が分かれます。
長さ60cm~1m程度の昔ながらの襟巻きに加えて、それよりやや大きいストール(肩掛け)。
ストールよりさらに大判で厚手のショール、ロングマフラータイプ、最近流行っている輪になった形状のスヌードなどがあります。
フォックスの襟巻きなどには、頭、尾、脚付きのものもあります。
頭が付いているタイプのリアルフォックスファーはかなり昔のデザインですが、最近、一部の若い人たちの間で再流行しているようです。
毛皮の種類による買取相場
買取価格は毛皮の面積が大きくなればその分、高くなる傾向があります。
ほかには、毛皮として使われている動物の違いもあります。
こちらは買取価格にもっと大きく影響します。
ざっと動物を挙げると、ウィーゼル、ウンピョウ、カラクールラム、スノーレオパード、
チンチラ、ヌートリア、ビーバー、フィッチ、フォックス、マーテン、ミンク、ムートン、
モール、ラクーン、ラビット(ウサギ)、ラム、リス、リンクス、リンクスキャット、
レオパード、レオパードキャット、ロシアンセーブルなどがあります。
毛皮の襟巻きの買取相場はどれくらい?
毛皮の襟巻きには各種ブランドから販売されていますが、基本的には使用されている毛皮の種類によって価格が決まります。
ただし、お手入れなどされていない襟巻は状態低下の原因になるため買取価格も低くなってしまうでしょう。
ほとんど使うことがなくなった襟巻きがございましたら、これ以上劣化する前にバイセルへお売りください!
毛皮の襟巻きが高く売れる人気の動物とは?
最高級といわれるセーブル
毛皮のなかでも最高級と言われるのは、ロシアンセーブルです。
セーブルは、日本ではクロテンと呼ばれるイタチ科テン属の哺乳類のことを指します。
テンに似ていますが、耳が大きく尾が短いのが特徴です。ロシア、中国、朝鮮半島、北ヨーロッパのほか、日本では北海道に生息しています。
なかでもシベリア産のロシアンセーブルの人気が高いのは、毛がやわらかく、しなやかで、光沢が素晴らしく、軽いのに保温力に優れているためです。
特に、ブラウンに白い刺毛が入ったシルバリーのものは希少で、高価値となっています。
もしもロシアンセーブルの襟巻きを所有しているなら、高額な査定価格が付く可能性があるでしょう。
サガミンク
ほかにはミンクも高額買取が期待できます。
とりわけ、サガミンクと呼ばれるミンクは品質が高く、独特のつややかさと肌触りのなめらかさで定評があります。
サガ(SAGA)はスウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランドの4国の毛皮養殖団体です。
厳格な品質テストに合格した毛皮だけに、「サガ・ファー」というブランドネームが与えられます。
サガミンクと言えばコートが有名ですが、襟巻きも人気があります。
また、アメリカンレジェントもミンクの毛皮養殖団体で、サガと協力体制を敷いています。
ただし、これらの生産者団体が保証するのはあくまで生皮の状態での品質です。
なお、ラベルの付け替えなどニセモノも多く出回っているので注意が必要です。
さらに、チンチラ、リンクスキャットなども評価が高い動物です。
価値が低い傾向にあるラビット
一方、ラビットなど、もともとの価格があまり高くない動物の場合は買取に応じてもらえない可能性もあります。
査定を受ける前に確認してみたほうがよいでしょう。
毛皮の襟巻きのお手入れ方法

毛皮は正しくお手入れすることで品質を保つことが可能です。そのことが高額買取にもつながります。
襟巻きなら拭き洗いをする
小さな毛皮の襟巻きなら洗濯機ではなく、拭き洗いでも表面の汚れが落ちます。
まず、洋服用ブラシで全体のホコリを軽く落としたら、毛並みに逆らって毛の間にある小さなホコリを掻き出します。
オシャレ着用洗剤を水に溶かして、タオルをしみこませて水が滴らないくらい固く絞り、襟巻をふき取りましょう。
終わったらドライヤーの冷風で乾かして自然乾燥させると、ふわっとした毛並みに戻ります。
毛並みに沿ってブラッシング
日頃のお手入れではまず、クローゼットなどから出して日陰の風通しのよいところにつるして湿気を取り除きます。
その際、ホコリや汚れを手で取り去り、洋服ブラシを使って毛並みに沿って軽くブラッシングをしましょう。
濡れてしまったときも、なるべくすぐに乾いたタオルで水分を取ってください。
日光を避けて保管する
日光もダメージを与えます。蛍光の光ですら長期間当てると色が変わることがあるほどです。
毛皮はホコリと光が苦手ということを覚えておきましょう。
保管するときは防虫剤とセットすると毛皮の痛みの防止になります。
毛皮の襟巻きを高額で買い取ってもらうコツ
毛皮の襟巻きを少しでも高額で買取ってもらいたいときは、どんなことに気をつけるべきなのでしょうか。
襟巻きとコートを一緒に査定に出す
襟巻きだけでなく毛皮のコートも所有しているのなら、コートと一緒に買取に出すことをおすすめします。
まとめて売ると買取業者が品数に応じて査定金額が上がり、コートが人気の種類の毛皮だと高値になる可能性があります。
自宅に毛皮の襟巻きとコートがあるなら、一緒に査定に出せばクローゼットの整理もできるし、高く売れやすくなるので一石二鳥です。
付属品と一緒に査定に出す
購入時の箱などがあればそれも付けたほうが査定で有利になります。
特にブランド物の場合は、箱がないか探してみてください。
付属品やギャランティーカード(保証書)もあればさらに有利です。
鑑定書もあれば正確な査定のために役立ちます。必ず査定の際に一緒に提出しましょう。
おわりに
高く売れる可能性がある襟巻きの種類や、実際に査定に出すときに知っておきたいポイントがおわかりいただけたでしょうか。
毛皮の襟巻きは、そのまま置いておけばおくほど、少しずつ経年劣化が進んでいきます。
湿気によるカビ、ホコリによる毛抜け、光による変色などに気をつけなければなりません。
身につけることが少なくなった襟巻きがあるのなら、早めに買取に出すことを考えてみてはいかがでしょうか。