着物の買取業者に依頼すると安くなるって噂は本当?二束三文にならずに着物を高く売る方法
2022.05.18
着物買取
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着物買取をご検討中の方は、すでに利用する業者を決めましたか?実際に利用する前には、口コミや評判をインターネットで調べる方も多いのではないでしょうか。
ネットでの口コミや評判でよく目にするのが「着物買取は安い」や「着物は二束三文にしかならない」という噂です。
着物の買い取り専門店に、査定依頼をしてみたけど、査定金額が数百円にしかならなかったという方もいるようです。
そこで今日は着物買取が安いといわれる理由や、損をせずに売るためのポイントを解説します。着物買取をご検討中の方はぜひ参考にしてみてください!
着物の買取金額が購入時の金額と安くなってしまう理由

不要な着物を整理するため、また箪笥に長年眠っている着物の処分のためなど、着物買取を利用される理由は様々です。
着物買取は安いというイメージがあるのは「新品での購入価格に比べて極端に値段が下がってしまう傾向が強い」からです。
仕立てるときには高額となる着物がゆえに、買取価格にギャップを感じてしまう方が多いからでしょう。
着物の買取金額が安くなってしまう理由

着物買取で安いと感じる理由はいくつかあり、一つは着物人口の減少していることです。
日本では戦後になると服の洋装化が顕著になり、着物の需要が下がっていきました。そのため、仕立てた時代には高額だった着物が、現在だと価値が低くなってしまう場合があります。
理由の二つ目として、着物の買取金額が安くなってしまう理由に平均身長の変化も挙げられます。
買取で利用者が出す着物は、親族が昔着ていた着物も多く含まれています。
昔の人は平均身長が低く、サイズが小さい(=丈が短い)着物が主流だったため、現在の人には合わない場合が多いです。
三つ目の理由は、査定方法によっても着物の買取金額が低くなる恐れがあることです。
リサイクルショップでは、着物をキロ単位で査定する「重量査定」を行う店舗も多いです。
さらに、着物に関する知識を持った査定員がおらず、価値を見抜けないあまりに査定金額が安くなってしまいます。
着物買取業者に安く買い取られてしまう着物の特徴とは?

着物には査定金額が高値になる種類もありますが、以下のような特徴があると安く買い取られてしまう可能性があります。
- ・カビやシミなど汚れのある着物
- ・丈の短い着物
- ・生地が正絹以外の着物
このような着物がなぜ安くなってしまうのかをご紹介します。
カビやシミなど汚れのある着物
例えば、価値が高い着物でも生地にカビやシミがあれば極端に需要が下がってしまい、査定金額が二束三文にしかならない事例があります。
また、着物は汚れやシワなどのダメージが蓄積すると、劣化が起こって買取金額が安くなってしまう場合があります。
査定に出す前には着物の湿気対策をして、保存状態を維持しましょう。
丈の短い着物
上記で説明した通り、丈の短い着物は着られる人が限られてくるため、買取金額も安くなります。
丈は長ければ詰めることもできるので長いに越したことはなく、丈が160センチ以上あれば査定金額は高くなる傾向があります。
生地が正絹以外の着物
正絹(=シルク100%)の着物は中古でも人気で需要が見込めます。
しかしポリエステル、ウール、麻素材の着物だと、仕立てるときも正絹と比べて需要が低く、買取金額が下がる場合があります。
とはいえ、有名ブランドや老舗の織元が正絹以外の着物を製造していると、例外で高値が付く可能性もあります。
着物買取業者が高値を付ける着物の特徴とは?
正絹の着物や汚れがない着物、丈詰めなどがされていない着物が正当な査定をしてもらいやすいことが、これまでの流れでおわかりいただけたことでしょう。
さらに高値を付けてもらえる着物には、いくつかの特徴があります。
証紙が付いている有名産地の着物
証紙とは、着物に付けられた証明書です。証紙によって着物の価値や品質、そして誰がその着物を製造したのかを知ることができます。伝統工芸品であることやその地域の特産品の染め物、織物であることを証明する大事な紙といえます。
証紙は厳しい品質検査をクリアし、定められた条件を満たした着物(反物)にのみ付けられます。そのため着物とセットになっていると、査定の際に高値が付きやすくなるでしょう。
有名作家や老舗ブランドの着物
有名な作家によって染めや織りが施された着物は、元値も高額になることはご存じのとおりです。そのなかでも人間国宝に認定された作家の作品などは、貴重な品物として取り扱われています。
このような着物は、良い状態で保管されている可能性が高く、証紙とセットで査定を依頼すれば、高値での買い取りが期待できるでしょう。
また、老舗呉服店が手掛ける着物ブランドでは、有名作家の反物を着物に仕立てることも多いため、高値が付く可能性も高まります。
保存状態が良い着物
定期的に虫干しなどメンテナンスを行なわないと、カビや汚れ、シミなどが発生してしまうこともあります。カビや汚れ、シワなどが付かないよう、たとう紙に保存してある保存状態が良い着物は、ノーブランドの商品でも値段が付きやすい傾向にあります。
また、たとう紙に包んでいる着物は売却時、たとう紙に包んだままの状態で持参することをおすすめします。
着物買取業者に着物を少しでも高く売るコツとは?

着物は保存環境や手入れ次第であっという間に劣化してしまいます。
着物を着ているうちにシワ、汗ジミ、ファンデーションがついてしまい、適切な手入れをしないと汚れが布地の繊維へ入り込んで落ちなくなります。
二束三文にならずに着物を売りたいならバイセルに依頼しよう

買取業者の査定員は、着物の保存状態、付属品の有無、希少性の高さ、中古市場で需要の有無を判断し、査定金額を出すほどの専門知識と買取実績があります。
また、買取業者によっては査定に関わる手数料がかからない場合がありますので、そういった業者を利用しましょう。
高価な着物を安く買い取られてしまったら悔しいですよね。
二束三文にならないようにするには、バイセルに査定してもらうことをおすすめします。
着物買取は自分に合った買取方法や業者を選ぼう

着物はバイセルでの買取がおすすめです。
しかし、どんなところに気をつけて業者を選べばいいでしょうか。
着物買取業者によっては、提供している買取サービス内容や買取方法がやや違います。
買取方法は「出張買取・宅配買取・持ち込み買取」の3種類ありますので、それぞれの強みを知ったうえで自分に合った買取方法を選びましょう。
出張買取
出張買取とは、買取業者が利用者の自宅に訪問して査定・買取を行う方法です。
持込買取とは違って、利用者が着物を買取店へ持ち運ぶ必要がありません。
出張買取は自宅にいながら利用できる利便性の高さが人気です。
また、出張買取は後述する宅配買取とも違って、査定後にその場で買取金額を受け取れるため、急にお金が必要になったときに利用できます。
宅配買取
宅配買取とは、利用者が買取業者から送られてきた宅配キットに査定して欲しい着物を詰めて返送する方法です。
宅配キットを買取業者に返送したら、査定を行って後日査定した結果をメールなどで利用者に提示し、利用者は査定結果を見て売るか売らないかを決めます。
利用者の好きなタイミングで買取してもらえるので、時間が取れない方におすすめです。
持込買取
持込買取とは、利用者が着物を買取専門店に持ち込んで買い取ってもらう方法です。
買取方法の中では一番オーソドックスな方法と言えます。
持込買取は予定のついでに利用する方も多いのではないでしょうか。
しかし、買取店に持ち運べる着物の枚数も制限されてしまうため、買い取って欲しい着物が多ければ何度かに分けて持ち運ぶ必要があります。