クラシックレコードを買取してもらうコツや良い価格で売れるレコードを解説!

- 聴かなくなったクラシックのレコードを買取に出したいです。いくらになりますか?
- 保存状態や付属品の有無などによって価格は異なります。 知識豊富な査定士が拝見いたしますのでまずはこちらよりお問合せ下さい。
- 自宅整理中にクラシックレコードが数枚出てきました。価値ってありますか?
1800年代にレコードの原型が開発されてから、世界中でレコードが爆発的に広がりはじめました。しかし、現代ではレコードで音楽を聴く方は珍しく、需要も減っています。そのため、レコードの買取を断られることが少なくありません。
そこで今回は、クラシックレコードにジャンルを絞り、買取してもらうコツや良い価格で売れるレコードのタイプを解説します。「クラシックレコードを売りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
目次
クラシックレコードは買い取りされない?

ジャズ・ポップ・ロックなど、音楽にはさまざまなジャンルがありますが、なかでもクラシックは需要が低い傾向があります。
そのため、買取価格も低くなりがちで、買取店によっては買い取りされないケースもあります。
専門知識が必要であるため、取り扱っている店が少ない
クラシックという音楽ジャンルは、ロックやポップなどに比べると一般的に聴かれることが少なく、その取り扱いにも専門的な知識が必要です。
そのため、取り扱っている店舗も少なく、買取を拒否されたりほとんど価格がつかなかったりすることは珍しくありません。
ただし、クラシックレコードにも価格がつきやすいものがあるため、のちほど詳しく解説します。
大量に流通しているものは高く売れない
クラシックレコードは1970年代に大量生産され、市場に多く出回っています。それも買取にあたって高値がつかない理由の一つです。
「親がクラシック好きで大量のレコードがある」「昔集めていたクラシックレコードがたくさんある」という方がすでに買取サービスを利用していると、流通量が多くなるため、どうしても高くは売れなくなってしまいます。
クラシックレコードの特殊な点

クラシックレコードはロックやポップスに比べると特殊な点が多く、売却にあたって高価がつきにくいジャンルです。
クラシックレコードの特殊性としては、以下の要素が挙げられるでしょう。
- 個々の楽器の音色や音の響きなどにこだわる人が多い
- よりリアルに近い音感で聴きたいと思うクラシック愛好家がたくさん
- 保管方法によって音質の良さが変わってくる
- 重量盤は安定した再生や高い音質が期待できる
クラシック愛好家にとって楽器の音色は特に重要視されており、オーディオマニアともいえる熱心なファンが多いのも特徴といえます。
買取価格がつきやすいクラシックレコードとは?
一般的に、クラシックレコードは高価買取されにくいものですが、良い買取価格を狙えるものがあります。詳しく紹介していきましょう。
輸入盤
日本では流通量が少ない輸入盤のクラシックレコードであれば、日本で大量生産されたものよりも買取価格に期待ができます。
「Philips(フィリップス)」のレコード作品は音質が良く、クラシック愛好家からも高い評価を得ている名盤です。輸入盤だけではなく国内盤のレコードも価値が付きやすいものがあります。
ただし、再発盤と呼ばれる、オリジナル盤ではないレコードは買取価格も安くなることが多いため、注意が必要です。
録音が高音質なもの
クラシック愛好家は特に音源の質を重視します。保存状態が良く、美品のクラシックレコードなら、価値が付きやすいでしょう。
例えば、「The Super Analogue Disc」や「DAM」などの国内で生まれたレコードも音にこだわった製品で、良い価格がつく可能性があります。
「未開封」「使用した形跡があまりない」というクラシックレコードがあれば、ぜひ買取店へ持ち込んで査定を受けてみてください。
バイオリンやチェロ
クラシックの花形的存在といえば、バイオリンやチェロなどの弦楽器でしょう。
こうした弦楽の音色はレコードで聴くとたまらない高揚感があるとされ、クラシック愛好家たちを魅了し続けています。なかでも、バッハの『無伴奏』は人気が高く、買取価格にも反映されやすいです。
これらの楽器がメインとなっているアルバムはクラシックのなかでも人気が高く、中古レコードとしての需要もあります。
貴重な演奏を収録したもの
クラシックレコードにはさまざまな演奏が収録されています。楽団の演奏者も年代によって異なるため、そこに価値が見出されるのです。
とりわけ世界的に有名なコンサートや、有名な指揮者と楽団がコラボしている演奏会などは稀少性が高く、その演奏を収録したレコードも買取価格に期待できるでしょう。。
コンサートの演奏をレコードに収録するのは、当時の技術ではかなり難しかったことから、血眼になって探しているファンもいます。
クラシックレコードの買取価格を左右するポイント
クラシックレコードを売るにあたっては、買取価格を左右するポイントの把握が欠かせません。少しでも良い価格で売るために、まずは以下の項目をチェックしてみてください。
保存状態
クラシックレコードの保存状態は買取価格に大きく影響します。なぜなら、保存状態によって音質が変わるため、高音質を求めるクラシックファンにとって保存状態はかなり気になるポイントだからです。
レコードが指紋で汚れていたり、直射日光でジャケットが変色していたりする場合、あるいはレコードに歪みや傷がある場合などは、買取価格が下がりやすくなります。保存状況が適切でないものは、買取拒否されることもあるでしょう。
付属品の有無
レコードのジャケットや帯など、付属品がしっかりそろっていると買取価格に反映されるでしょう。
ジャケットや帯などは、保存状態によって劣化が進んでいることもありますが、自己判断で破棄してしまわないよう注意しましょう。最低限のクリーニングを行なったうえで、買取店へ持ち込んでみることをおすすめします。
買取価格に差が生じることもあるため、付属品の状態は必ず確認しておきたいポイントです。
クラシックレコードを良い価格で売るコツ
クラシックレコードを少しでも良い価格で売るコツを紹介します。面倒に感じられるかもしれませんが、この方法を試すと試さないのでは、買取価格に大きく影響することもあります。
ぜひ、買取店へ持ち込む前の一手間を大切にしてみてください。
クリーニングしてから売る
クラシックレコードを良い金額で売るためには、保存状態やレコードの種類も関わってきますが、見た目も重要です。
買取店へ持ち込む前にレコードをクリーニングし、きれいな状態にすることで、買取価格のアップも狙えるでしょう。
特に意識したいのは、溝に溜まってしまったホコリの除去や、レコードについた汚れのクリーニングなどです。レコード専用クリーナーや液剤を使用して、きれいにしてみてください。
不要になったらすぐ売る
クラシックレコードを良い価格で買い取りしてもらうためには、レコードの状態が良好に保たれていることが不可欠といえます。そのため、不要になったらすぐに売りに出すことが重要です。
「来月にしよう」「また余裕ができてからにしよう」と思っているとどんどん時間が経ち、レコードの状態が悪化してしまいかねません。また、相場が下落することも考えられます。こうなると、高く売れるものも売れなくなってしまうでしょう。
専門店に売る
クラシックレコードを良い価格で買取してくれるのは、一般的なリサイクルショップではなくクラシックレコードを取り扱っている専門店です。
専門店では、より幅広いジャンルのレコードや状態の良いレコードの買取を積極的に行なっています。そのため、クラシックレコードを豊富に取り扱っている専門店を選びましょう。
どの店舗に売るかを迷うのであれば、専門知識を持つ査定士の所属するバイセルにぜひご相談ください。
おわりに
クラシックレコードはポップやロックに比べると、買取価格がつきにくいジャンルではあります。しかし、希少価値の高いレコードや状態の良いものであれば、買取価格に期待することも可能です。
買取店へ持ち込む際は、事前のクリーニングを徹底し、付属品などをそろえたうえで、専門店を探すなどの対策をしっかりと行なうことが大切です。
もしかすると、自宅に眠っている古びたレコードが思わぬ価格で買取されるかもしれません。ぜひ、今回の記事を参考に、少しでも良い価格で取引できるよう意識してみましょう。

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