
「1円札」と聞いてもあまり馴染みがない方もいるかもしれませんね。
1円札は過去に日本で流通していた紙幣です。
今も1円札など古い紙幣を持っている方やご家族が集めていたなんて方もいらっしゃるかもしれません。
今回はそんな1円札の種類をはじめ、古銭の買取相場について紹介します。
目次
1円札はどこで売れる?気になる古銭買取とは
1円札といった古いお金を総称して古銭と呼び、この古銭を専門に買取してくれる業者がいます。
ですからふいに自宅から古いお金が出てきて取り扱いにお困りの方は利用してみるのがおすすめです。
1円札をはじめとした古銭を趣味として集めている方の中には自分が欲しいと思っている古銭を交換も活発に行われています。
古銭買取ではこういった収集されなくなった古銭を買い取ってくれます。
1円札は古銭買取において価値はどれくらいある?
1円札は古銭買取での価値はどれくらいあるのでしょうか。
1円札は既に発行が終わってしまった古紙幣とも呼ばれ、正式名称は1円紙幣といいます。
発行されたのは1885年ですからおおよそ130年以上は経過しています。
古銭買取において1円札の買取は今も対応してくれる業者はあります。
そしてそれぞれ古銭的価値もあるのでもし売ろうとお考えなら期待が持てるといえるでしょう。
1円札の種類と買取相場について
1円札は4種類の紙幣が発行されました。
この当時、表記は1円ではなく「壹圓」と表記されていました。
それぞれの種類を詳しくみていきましょう。
旧壱円券
大黒像が描かれた1円札です。
明治18年に発行されてから130年以上経過している大変古い紙幣です。
イタリア人のエドアルド・キヨッソーネという人物がこの図案の制作者で、日本語と英語で記載されており、文字の透かしなど現在の偽造防止技術も盛り込まれています。
古銭の買取相場としては額面を上回る数万円以上の価値があります。
改造壱円券
武内宿禰が描かれた1円札です。
明治22年に発行され、紙幣の技術を高めるためにこんにゃくが混ぜられて作られたという逸話もあります。
しかし虫やネズミに食べられてしまうということがたびたびあったようです。
古銭の買取相場としては額面を上回る数千円から1万円以上の価値があります。
い壱円券
武内宿禰が描かれた1円札です。
昭和18年に発行され、この時期は第2次世界大戦の影響で紙幣を作るための素材がなく、質が悪いことが特徴です。
現存する紙幣の状態も良いものはあまり残っていません。古銭の買取相場としては額面を上回る数千円から1万円以上の価値があります。
A壱円券
二宮尊徳が描かれた1円札です。昭和21に発行され、民間企業で印刷されました。
この紙幣は偽造防止の透かしが入っていません。
古銭の買取相場としては額面を上回る数千円から1万円以上の価値があります。
1円札の中でも古銭買取で価値のあるもの
1円札の中で、特に旧壱円券と改造壱円券は他の2つに比べて古銭価値が高いといえます。
特に大黒天が描かれた旧壱円券は発行数が極端に少ないことからプレミア価値があり、現存数は数枚しかないともいわれています。
そして高値になるもう一つのポイント、それは紙幣に刻印されている数字に注目してみましょう。
1円札においてはこの数字によって通常よりも高値になる場合もあるのです。
1円札は今も使える?
1円札は発行されてから130年以上も経過していますが今も使うことができます。
ただし、額面価値は現行の1円玉と同じ「1円」の価値しかありません。
ですから普通に使ってしまうと逆に損をしてしまうのでくれぐれも使ってしまわないようにご注意ください。
手元に1円札があるなら古銭買取で査定してみよう!
1円札に関する情報をお伝えしてきましたが、このように1円札は価値を有する紙幣であるとおわかりいただけたかと思います。
1円紙幣は発行年数が古いため、取り扱いや買取に出す前に押さえておくべきポイントがあります。
まずはお札ですから不用意で手で触ったりつかんだりするのは避けましょう。
もし破れや汚れがついてしまうと、本来得られるべき買取価格が低下してしまうかもしれません。
専用のケースなどに入れ、湿気にも注意しましょう。
1円札に限らず古銭は「当時のまま」が価値を高める大切なポイントです。
不要意にクリーニングすると他のポイントと同様に価値を低下してしまう場合があります。
1円札をお持ちでもし集める予定がないなら今すぐ査定に出してみましょう。