コムデギャルソンを高く売るには?高額買取アイテムや買取のコツをご紹介

川久保玲氏が創立した「コムデギャルソン」は、ファッションの常識にとらわれない革新的なシルエットやカラーを特徴とする、日本を代表するデザイナーズブランドの1つです。
1980年代のパリコレ参加で世界に与えたセンセーションは「黒の衝撃」と呼ばれ、今もなおモードの最先端を走り続けています。
それだけに根強いファンが多く、過去のコレクションの中古を探しているマニアもたくさんいるため、比較的買取されやすいブランドだといえるでしょう。
この記事では、そんなコムデギャルソンの服を買取に出す前に知っておきたいポイントのほか、高価買取アイテムなどをご紹介します。
コムデギャルソンとは

「少年のように」という意味のフランス語をブランド名の由来とするコムデギャルソン。その輝かしい歴史は、1969年に川久保玲氏がレディースウェアの製造・販売を始めたことからスタートします。
1975年には東京コレクションに参加し、青山に初の直営店をオープン。 その後1981年のパリコレクションで世界デビューを果たすと、それまであまり使われなかった黒を基調とするコレクションが「黒の衝撃」と世界から注目を浴び、そのモードなデザインや独創的な世界観が「アバンギャルド(前衛)」といった表現で評価されました。
現在ではメインとなる「COMME des GARÇONS(コムデギャルソン)」のほか、「JUNYA WATANABE COMME des GARÇONS(ジュンヤワタナベ コムデギャルソン)」など4ブランドを中核に16のブランドを展開。 栗原たお氏、丸龍文人氏といった影響力のあるデザイナーを抱えています。
コムデギャルソンを売る方法

ブランド服の中でも比較的人気が安定しているコムデギャルソンは、売り先の選択肢として主に以下の3つが挙げられます。
・フリマアプリを利用する
・総合リサイクルショップを利用する
・買取業者に査定を依頼する
ここからは、それぞれの特徴やメリット・デメリットをご紹介します。
フリマアプリを利用する
フリマアプリのメリットは、なんといっても手軽に出品できることです。
とくに、ユーザー数が多いメジャーなアプリを利用した場合は、比較的売れやすい傾向にあります。
自分で値段をつけられるため、商品によっては意外と高値で売れるかもしれませんが、反対に相場より安く値付けしてしまった場合は損をしてしまうことも。
また、売却が決まった後も、購入者とのやりとりや梱包・発送などの手間があるなど、フリマアプリを使い慣れない方にとっては面倒に思えるかもしれません。
個人間の取引になるのですぐに現金化しにくいのもデメリットといえるでしょう。
総合リサイクルショップを利用する
洋服をはじめ、家具・家電・本・雑貨など幅広い商品を買い取ってもらえる総合リサイクルショップは、不用品をまとめて売ることができ、すぐに現金に換えられるのがメリットです。
その反面、あらゆる物を買い取ってもらえることから専門性が低く、スタッフにブランド服の専門知識がない場合は、適正価格で査定してもらえない恐れがあります。
同じ商品でも店舗や地域によって買取価格に差がでる可能性があり、価格に納得がいかない場合は複数店舗を回ってみることも必要になります。
買取業者に査定を依頼する
買取業者は洋服のトレンドやブランドについての専門知識があるため、適正価格での買取が期待できます。
疑問点があればその場ですぐに交渉して解決でき、個人取引のようにクレームや返品などへの対応の必要もないため、安心して取引できるのもメリットといえるでしょう。
しかしお店が近くになく、すぐに現金化することが難しい場合もあるかもしれません。
そんなときは、出張買取や宅配買取を利用すれば、自宅にいながら空いた時間で気軽に買取依頼に出せるので便利です。
他ブランドとコラボしたダブルネームや、限定リリースのアイテムなどは、専門知識のある買取業者のほうが高額査定につながりやすくなります。
結論として、適正な価格で少しでも高く買い取ってもらいたい、納得できる安心な取引がしたいという方は、買取業者へ査定に出すのがおすすめです。
高価買取が期待できるコムデギャルソンのアイテムは?

多数のブランドを展開するコムデギャルソンですが、メインとなるのは主に4つのブランドです。
ここでは主要な4ブランドの解説とともに、各ブランドごとの高価買取が期待できる人気アイテムをご紹介します。
COMME des GARÇONS(コムデギャルソン)
川久保玲氏がデザインを手がけるメインラインであり、会社のスタート時から続くベーシックラインでもあります。
パリコレデビュー時に当時タブー視されていた黒を基調としたファッションを提唱したり、ダメージ加工がほどこされたボロルックで話題を呼ぶなど、川久保玲氏の意思が純粋に表現されたアイテムは、今も世界に衝撃を与え続けています。
なかでも英国レザーライダースブランド「Lewis Leathers(ルイスレザー)」とコラボしたライダースジャケットは希少モデルが多く、高値で取引される傾向にあります。
またシルバーアクセサリーブランド「Chrome Hearts(クロムハーツ)」とのコラボジャケットも限定リリースのため希少価値が高く、高価買取が期待できるアイテムの1つです。
COMME des GARÇONS HOMME PLUS(コムデギャルソン オム プリュス)
1984年からスタートした、メンズラインの中で最も人気の高いコレクションラインです。
紳士服の基礎をおさえながらも、パッチワークや裏表の境目のない縫製パターンを採用するなど、既存の概念にとらわれない遊び心あるスタイルを提案しています。
また、フェルトのような「縮絨(しゅくじゅう)」と呼ばれる技法を得意とし、独特の風合いのあるアイテムが特徴です。
丁寧な仕事が光る名作「パッチワークジャケット」や、2015-16AWに発表された「Wライダースジャケット」は高値で取引され、最近では「ストーンズジャケット」などインパクトのあるアイテムも人気を集めています。
JUNYA WATANABE COMME des GARÇONS(ジュンヤワタナベ コムデギャルソン)
川久保玲氏の元でパタンナーやデザイナーとして修業をおさめた渡辺淳弥氏が手がけるブランドで、日本独自の加工技術や独特の異素材を使用した斬新で実験的なデザインが特徴です。
特にデニムシリーズは高い評価を得ており、精巧なカッティング技術はデニムの新たな可能性を切り開いたとされています。
近年では、ダウンジャケットなどカジュアルなアイテムにも果敢に挑戦し、大きな話題となりました。
モッズコートやパラシュートジャケットは現在でも人気が高く、また同ブランドで多用されるチェック柄を用いたデニムスカートやデニムパンツなども、積極的に買い取ってもらえるでしょう。
COMMEdesGARCONS.JUNYA.WATANABE.MAN(コムデギャルソン ジュンヤワタナベ マン)
こちらは、ジュンヤワタナベコムデギャルソンのメンズラインです。
巧みなパッチワークを使ったアイテムが同ブランドのアイコン的な存在で、有名ブランドとのコラボレーションを積極的に行っていることでも知られています。
バンソンやモンクレール、ラコステ、チャンピオンをはじめ、ロエベといったラグジュアリーブランドとのコラボレーションも数多くあり、「ダブルネーム」というジャンルを世の中に浸透させることに貢献しました。
なかでも、バンソンコラボのダブルライダースジャケットや、モンクレールコラボのエベレストダウンジャケットは、その希少性から高価買取になることが多く、また14AWシーズンに発表された異素材ミックスパッチワークデニムパンツは人気があるため、今も高値で買い取ってもらえる可能性は高いでしょう。
コムデギャルソンを売る際の注意点

洋服の他にも、香水や靴、バッグなど幅広いアイテムを展開しているコムデギャルソンですが、買取業者によっては取り扱っていないジャンルがあることも。
さらに、香水や靴は、新品か使用済みかの違いで買取の可否が決まるケースもあります。
せっかく時間をつくって査定に出したものの、買い取ってもらえなかった、ということは避けたいものですよね。
そのため事前に電話やメールなどで、売りたいアイテムが買取の対象になっているかどうか、買取業者へ確認するのがよいでしょう。
コムデギャルソンを高く売るためのコツ

中古市場で常に人気のコムデギャルソンですが、やはり「少しでも高く売りたい」とお考えになる方は多いのではないでしょうか。
ここでは高価買取してもらうために知っておきたいポイントを、以下の4つに分けてご紹介します。
・できるだけ早く査定に出す
・綺麗な状態で売る
・タグや付属品があれば一緒に査定へ
・複数の業者で比較する
ではそれぞれ詳しくみていきましょう。
できるだけ早く査定に出す
ファッションのトレンドや注目アイテムは流行の移り変わりが早く、注目度が下がると買取価格も下がってしまう傾向にあります。
コラボアイテムなど希少性の高いものでも、長期間の保管はコンディションを保つのが難しいものです。
そのため、購入しても着ないと思った服は、できるだけ早めに査定に出すようにしましょう。
綺麗な状態で売る
コムデギャルソンなどのブランド服は、状態の良し悪しが買取額に大きく影響します。
綺麗な状態のほうが高値が狙いやすいため、落とせる汚れは落としておきましょう。
注意点として、クリーニング代と買取価格を比べたときに損してしまう可能性もあるため、クリーニングに出す前に買取業者に相談するのが得策です。
タグや付属品があれば一緒に査定へ
購入時についていたタグを持っていれば、商品と一緒に査定に出すことで買取額アップが狙えます。
ほかにも箱や保存袋、保証書などの付属品がある場合はそろえておくのがベターです。
後々買取を検討する可能性があるアイテムは、購入時の付属品も大切に保管しておきましょう。
複数の業者で比較する
複数の買取業者に査定依頼をすることも、高価買取を狙うためのポイントです。
その理由は、コムデギャルソンはアイテム数が多く、買取業者によって得意とするブランドラインも異なる場合があり、同じ品物であっても買取価格に差があるためです。
また複数の業者を比較することで、売りたいアイテムの大体の買取相場を知ることもできます。
査定額はもちろんですが、スタッフの対応やサービス内容なども比べてみて、もっとも納得のいく買取業者に依頼することをおすすめします。
買取実績やレビューなどを参考に、まずは気になる買取業者をピックアップするところから始めてみてはいかがでしょうか。