高額買取できるグラスのブランドは?売れるグラスの特徴をご紹介

2023.12.20

食器買取 コラム
高額買取できるグラスのブランドは?売れるグラスの特徴をご紹介
グラスの買取をしてほしいです。いくらで買い取ってもらえますか?
ブランドや素材、保存状態によって買取価格は変わります。まずは一度バイセルの査定をお試しください。
食器棚に眠っていたグラスが見つかりました。価値ってありますか?

高級グラスは記念やプレゼントなどで選ばれることが多いです。

しかし、「お酒を飲まないからグラスを使わない」「結婚式の引出物でいただいたけど、もったいなくて使っていない」などの理由で、箱にしまったまま眠らせてはいませんか?

未使用の高級グラスは買取に出せば査定金額がつく可能性があります。

捨てるに捨てられないグラス類は買取に出したほうがお得です。

グラスのブランド次第では高く買い取ってもらえる可能性があります。

本記事では高額買取されやすいグラスのブランド、高くなりやすいグラスの特徴などを詳しく解説します。

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※本記事の内容は、必ずしも買取価格を保証するものではございません。予めご了承下さい。

高額買取されやすいグラスのブランド

高額買取されやすいグラスのブランド

高額買取されやすいグラスにはバカラ、ラリック、マイセンなどのブランドがあります。

これらのブランドは100年以上前に製造されたアンティークや限定生産品も存在するため、新品で入手しづらいことから中古市場では高値で取引されやすいです。

それぞれの特徴や人気がある理由を説明します。

バカラ(Baccarat)

バカラは1764年にフランス・バカラ村で生まれた最も知名度の高いグラスブランドです。

創業当時は窓ガラス、鏡、ビンなど製造が中心でしたが、1816年頃からはクリスタルガラスの製造を始め、現在では最高級ブランドとして君臨しています。

品質基準は厳しく、基準をクリアしたグラスは6割〜7割程度で、それ以外は破棄してしまうほとです。

クリスタルの透明度が高く、職人の技術力を感じられるでしょう。

バカラはワイングラス、ロックグラス、シャンパングラス、ショットグラス、コリンズグラス、シャンパンフルート、シャンパンクープ、ブランデーグラスなど様々なグラス製品を展開しています。

オールドバカラ

オールドバカラはバカラのアンティークグラスです。

オールドバカラは、フランス国王・ルイ18世が品質を認めて王室御用達に任命され、王侯や貴族などの上流階級に愛用されてきました。

製造年代によってグラスの形状が変わり、数十種類もの製品が作られました。



コンブール シャトーブリアン ジェッダ・レイラ
ローハン グビュー エリザベート
ゴルフ・ジュアン ミケランジェロ フォントネー
アルジャンティーナ パリ リュリ
ナンシー キブロン モリエール
アルハンブラ コンデ セヴィーヌ
シーニュ


その中でも中古市場で希少価値が見込まれるのは以下があります。

  • ●アンクール
  • ●シャトーブリアン
  • ●ローハン
  • ●ポンパドール
  • ●セビーヌ
  • ●日本限定の「イヤータンブラー」


アンクールは1825年にアンクール伯爵のために作られた最も古い作品です。

側面のフラットカット模様と六角形の底が美しく、コレクター需要が見込まれます。

シャトーブリアンは口元がチューリップ型に広がっているグラスです。

1930年代のアールデコ時代にデザインされた唐草文様が特徴で、現存数が少ないため中古市場で見かけるのは珍しいといわれています。

イヤータンブラーは2010年から毎年発売されている年号が刻印されたグラスです。

日本限定で発売されたシリーズで、直近では2022年「クリスタ」、2021年「ティアラ」、2020年「ブラーヴァ」、2019年「ヴィータ」などがあります。

バカラを詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

ラリック(LALIQUE)

ラリックはルネ・ラリックが創業し、130年以上の歴史のあるフランスのブランドです。

ラリックで有名なガラス製品には「ランジェ」「ルーヴル」などがあります。

ランジェ

ランジェは、ディナーで飲む水用のグラスのウォーターコブレットをモデルにしました。

ルネ・ラリックの息子のマルクが作ったステムウェアで、ランジェはグラスの脚に施された繊細なフロステッド加工が特徴です。

ランジェのコレクションのうち、シャンパンフルート、ウォーターグラスNo,2、ブルゴーニュグラスNO,3、ピッチャーなどは中古市場で高い需要が見込まれます。

ルーヴル

ルーヴルは、1998年に孫のマリー・クロード・ラリックがデザインしました。

アイテムにはシャンパンフルート、ワイングラス、ウォーターグラス、ボルドーグラス、ビアグラスがあり、中古市場で需要が高いです。

ラリックを詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

マイセン(MEISSEN)

マイセンは磁器ブランドとして1710年にドイツで誕生しました。

マイセンが創業する前、当時のヨーロッパ王侯貴族は日本や中国で作られる白磁の美しさと絵付けに惹かれており、ヨハン・フリードリッヒ・ベトガーに命じ、厳しい監視のもとで磁器製法を研究させてヨーロッパ初の白磁が誕生しました。

1947年にガラス製品の製作を開始し、美しい装飾とマイセンクリスタルの象徴である「M」の刻印が施された芸術的なグラスを作り続けています。

マイセンのアイテムは約23万種類に上りますが、その中でもビアマグは生産数が少ないものもあり、きれいな状態での入手は難しいといわれています。

ビアマグ

ビアマグはキリンビール誕生100周年記念として、マイセンなどの陶磁器ブランドとコラボしたシリーズです。

1979年から30年にわたって作られ、100種類を超えるビアマグが展開されています。

限定配布のため現存数が少なく、コレクション価値が見込まれるでしょう。

マイセンのビアマグは、1982年「マイセンフラワー」、1998年「ブルーオーキッド」などのブランドを代表するデザインが描かれています。

1995年「古伊万里文様」「中国文様」、2005年「インドの華」、2006年「カササギと花」、2007年「ワトーの花」などもあります。

サンルイ(Saint-Louis)

サンルイはフランスのロレーヌ地方で始まり、1767年にサンルイ王立ガラス工房を設立しました。

ヨーロッパに先駆けてガラスよりも透明度の高いクリスタルガラスを製造しました。

1806年に倒産に追い込まれたバカラはサンルイと合併して難を逃れます。

サンルイはバカラよりもクリスタルガラスの知見があったため、バカラが受け継いて事業を継続していました。

合併が続いていた1860年頃までに作られたサンルイのグラスは、バカラと似ている物が多いといわれています。

サンルイのグラスは、ブランドを代表する「トミー」「ティスル オールドファッション」や、1979年に登場した「アポロ」、星と葉の模様がデザインされた「マスネ」などが人気です。

ロブマイヤー(LOBMEYR)

ロブマイヤーは1823年にガラス細工職人のヨーゼフ・ロブマイヤーがオーストリアでガラス店を創業し、クリスタルガラス製品が評判を呼んで数年でハプスブルグ家御用達となりました。

ロブマイヤーはシャンデリアとグラスウェアを扱い、シンプルかつエレガンスばグラスは名家に愛された歴史を実感させてくれるでしょう。

グラスのアイテムは、ブランドを代表する「バレリーナ」、1917年に登場した「パトリシアン」、1925年のパリ万博に出品されたアールデコ調の「アンバサダー」などが知られています。

リーデル(RIEDEL)

リーデルは1756年にオーストラリアで創業し、ワイングラスに特化したブランドです。

リーデルはグラスの形状がワインの味に影響を与えることを発見し、「ソムリエ・シリーズ」を発表しました。

グラスの持ちやすさなどの機能性よりも味覚を優先したリーデルの方針は、ワインの生産者や愛好家に業界で高く評価されました。

また、ブドウの品種別にワイングラスも得意で、17シリーズ・140種類以上のグラスが展開されています。

モーゼル(MAJORELLE)

モーゼルは、チェコの名産品であるボヘミアングラスのトップブランドです。

ガラスの硬さと、職人が手作業で施した繊細な装飾が特徴で、「キング・オブ・グラス」ともいわれています。

また、天然水晶にも引けを取らない、高い透明度を誇っている点もモーゼルのグラスの大きな魅力でしょう。

モーゼルのグラスコレクションは12種類あり、1895年には代表的なシリーズ「マハラニ」、金彩をあしらいダイヤモンドカットを施した「スプレンディッド」、彩色ガラスで宝石を表現した「バーコレクション」などが人気です。

バーコレクションなどの廃盤品は中古市場で需要が見込まれます。

テレジアンタール(THERESIENTHAL)

テレジアンタールは1836年にドイツで創設されました。

王侯貴族に愛されたブランドで、繊細なエナメル装飾が特徴です。

優美な絵付けがしてあるグラスが多く、職人技のあふれるデザインが人気を集めています。

万博などでも高い評価を得ており、確かな信頼感のあるブランドです。

グラスアイテムは、小鳥と花模様がデザインされたチューリップ形の「シンフォニー ワイングラス」、現在でも製造されている「バッカス」などがあります。

「バッカス」はテレジアンタールはマイセンと共同で、マイセンブルーに似た青色ガラスを装飾に加えた「バッカス グラーヴィル」や「テレジア ブルー」を展開しています。

テレジアンタールのロゴである王冠マークと、マイセンの双剣マークが刻印されています。

ヴァル・サン・ランベール(Val Saint Lambert)

ヴァル・サン・ランベールはベルギー王室御用達のブランドで、アンティークガラスの代表格です。

日本には正規代理店がなく、流通量が少ないので知らない方も多いでしょう。

しかし、品質の高さや美しさから手に入れたいと切望するコレクターが多く、中古でも需要の高いブランドといえます。

廃盤品の「ネスター ウォーターゴブレット」、「ベリー ワイングラス」、「イェール ウォーターグラス」などが知られています。

日本製のグラス(江戸切子・薩摩切子)

これまで海外製の高級グラスを紹介しましたが、本項目では日本製の高級グラスである江戸切子と薩摩切子をご紹介します。

江戸切子とは江戸時代から伝わるカットグラスの技法で、薄い色のついたガラスを削って細かい模様をつくる伝統工芸品です。

発祥は西洋から伝播されたガラス製品に切子細工を施したのが始まりといわれています。

また、江戸切子のカットは数種類あります。

魚の卵をモチーフにした「魚子(ななこ)」、16枚の歯を持つ菊文様「菊繋ぎ」、「麻の葉」、竹で組んだ柵をイメージした「矢来」、竹籠の籠目を模した「籠目」、同じ大きさの円が並列し、複数の輪を交差させた「七宝」です。

また、薩摩切子は、薩摩藩が海外への貿易や観賞用として作られていました。

藩主の島津斉彬(しまづ・なりあきら)の死と薩英戦争の影響で、20年ほど稼働していたガラス工場が消滅しましたが1985年に復刻されました。

薩摩切子は色かぶせガラスに厚みがあり、カットした部分にグラデーションが出るのが特徴です。

買取において江戸切子と薩摩切子は、伝統工芸士に認定された作家や有名作家、有名ブランドだと高値が見込めるでしょう。

高く売れやすいグラスの特徴とは?

高く売れやすいグラスの特徴とは?

グラスを売るとなれば、自分の持っているグラスが高く売れるかが気になるでしょう。

ここでは、買取価格が高いグラスの特徴を解説します。

  • ・高級ブランドのグラス
  • ・金や銀などの金属製
  • ・有名作家の作品
  • ・保存状態が良い
  • ・付属品がすべてそろっている

高級ブランドのアンティークグラス

高級ブランドのグラスは100年以上前に作られたアンティーク品もあります。

現在販売されている高級ブランドのグラスも、保存状態とシリーズによっては高値で売れる可能性はもちろんあります。

高級ブランドのグラスの中でも現存数が少ないアンティークグラスは、中古市場においてガラス製品のアイテムを集めているコレクターに求められています。

特にオールドバカラやマイセンのビアマグなどは、中古市場で入手しづらいアイテムなので高額買取されやすいです。

保存状態が良いと高値で売れる可能性が見込まれるでしょう。

金や銀などの金属製

金や銀でできたグラスはコレクターアイテムとしての需要はもちろん、貴金属の価値もあります。

貴金属の地金価格は日々変動しているので、金や銀製のグラスを売るときには現在の地金価値を調べてから高値の時期に売却しましょう。

有名作家の作品

買取では、ブランドを代表する有名作家が製作したグラスも高く売れる可能性が見込まれ、例えばエミール・ガレなど挙げられます。

エミール・ガレはアールヌーボー様式を代表するガラスや家具の作家です。

父のガラス工場を引き継いだ後、パリの万国博覧会に出品した「月光色」のガラス細工によって一躍有名になりました。

植物や昆虫をモチーフにした色彩豊かな作品が中心で、ガラス製品を中心にグラス、ランプ、瓶などの作品を残しました。

ガレの作品のうちガラス製品は「昆虫と花文グラス」「ダリア文グラス」「金彩蔦葉文 ワイングラス・ペアセット」などがあり、買取でも需要があります。

お持ちのガラス製品が有名作家の作品か判断できないかもしれません。

その場合は、骨董品に詳しい買取業者の査定に出すことをおすすめします。

保存状態が良い

グラスは購入時の状態に近いほど高く買い取ってもらいやすくなります。

買取に出す前に皮脂汚れやホコリなどが付着していないか確認しましょう。

汚れがあったらメガネ拭きなどの柔らかい布で拭き取ります。

ただし、バカラなどのグラスは薄くて繊細なので、強く抑えると割れてしまいます。

傷つけると査定金額も下がる可能性が高いので慎重に行ないましょう。

グラスをふき取ったら箱の汚れも落として、グラスを箱にしまいます。

付属品がすべてそろっている

購入時についてきた箱や冊子などの付属品をグラスとセットで査定に出しましょう。

骨董品は製造年代が古くなるほど特定が難しくなってしまいます。

グラスにブランドロゴなど特徴がない場合は、購入時についてきた箱や鑑定書といった付属品がブランドを特定するのに必要です。

そのため、査定当日までに付属品をなるべく揃えておきましょう。

買取が難しいグラスとは?

買取が難しいグラスとは?

高く売れやすいグラスがある一方で、買取が難しいグラスもあります。

買取が難しいグラスは以下の特徴が挙げられます。

  • ・一度でも使用したグラス
  • ・名前入りグラス
  • ・無名ブランドのグラス

一度でも使用したグラス

グラスの買取は未使用品のみで、一度でも使うと衛生面を理由に買取不可になってしまうでしょう。

未使用でもグラスのフチが欠けていたり側面にヒビが入っている場合でも、状態が悪いと見なされて大幅に値段を下げられてしまう可能性があります。

未開封のブランドグラスをお持ちでしたら箱に入れたまま査定に出しましょう。

名前入りグラス

名前入りのグラスは結婚式の引き出物や記念日のプレゼントに多く見られます。

個人にとっては価値が高いですが中古市場では需要が低くなりやすく、買取業者によっては買取不可になる場合があります。

買取可能でも名前が入っていないガラス製品よりも、査定金額は低くなりやすいでしょう。

名前入りグラスを査定に出したい人は事前に査定可能か相談してみることをおすすめします。

無名ブランドのグラス

無名ブランドのグラスも買取可能な場合が多いです。

ですが、高級ブランドよりも価格が低く、流通量が多いため希少価値は評価されません。

査定金額が低くなりやすく、高額での買取は期待できないでしょう。

グラスの買取ならバイセルにおまかせ

グラスを初めて買い取りに出す方や、しっかり査定してほしいけれど手間はかけたくない方などは、バイセルを利用してみてはいかがでしょうか。

バイセルでは経験豊富な査定士が品物を査定するので、初めて売却する方も安心しておまかせください。

また、店舗買取だけでなく、出張買取や宅配買取にも対応しています。

バイセルの出張買取は離島を除く全国を対象にしているため、地方に住む方も利用しやすいでしょう。

食器買取でおなじみのバイセルの利用を検討してみてください。