
「複製画(レプリカ)は売れない」と思われていることが多いですが、諦めるのはまだ早いです。
複製画は、模倣品や贋作とは異なり、美術品として十分な価値があります。
複製画の定義や価値をもつ理由、高く売れる種類をご紹介します。
複製画の処分を考えている方は、買取に出すことも選択肢にいれてみましょう。
複製画は売れる!

複製画は、買取に出すことができます。
まず「そもそも複製画の定義って何?」「なぜ複製画が売れるの?」というところから、解決していきましょう。
複製画の定義
複製画の定義は、複製する原画があることを前提とし、原画の作者に許可を取ったうえで複製した絵画とされています。
複製画は「複製品」の意味をもつ英語である「レプリカ(replica)」とも呼ばれます。
「レプリカ」は、絵画以外の美術品などの模写品・複製品を指す際にも使われます。
また、意外と知られていないのが「複製画は贋作や模倣品とは異なる」という点です。
贋作や模倣品は誰の許可もなく、ただ原作に似せて描いたり、複製画をさらに複製したりしているものです。
贋作や模倣品を「原画」と称して販売している悪質な売り手も存在するので、十分な注意が必要です。
複製画が売れる理由
複製画が売れる理由は「美術品としての価値があるから」と言えます。
複製画は原画を複製していますが、その複製の技術力が高まってきているのです。
先進的な技術を使っているものや緻密に再現されているものは、原画と同様、もしくは原画以上の価値が付くこともあります。
またシリアルナンバーが入っている複製画であれば、限定部数のみの製作であることが多いため、より価値の高いものとされることが多いです。
有名作家の作品なら複製画でも査定対象です!
絵画を査定に出したくても複製画だから売れるかどうか不安ですよね。
バイセルでは有名作家の複製画は条件によって買取可能です!
不要になった絵画の処分の仕方にお困りでしたら、バイセルへお問い合わせください。
買取対象になるレプリカと相場

買取対象になるレプリカの特徴としては、世界的に有名な作家が手掛けた作品などがあります。
買取対象になりやすいレプリカの作家名を、いくつかご紹介します。
●外国人
アンディ・ウォーホル
アルフォンス・ミュシャ
ゴッホ
モネ など
●日本人
青木繁
黒田清輝
小出楢重
安井曾太郎
藤島武二
山下清 など
またこれらの作品の中でもモネの「印象、日の出」や、東山魁夷の「緑響く」、ゴッホ作品、ダ・ヴィンチ作品など、有名作品のものであれば数百円ほどで買い取ってもらえることがあります。
こちらで挙げた作家のレプリカ以外にも、買取を期待できる作家ものは多数あります。
基本的には、世界的に有名な作家の作品以外、レプリカの買取は難しいと考えましょう。
また、買い取ってもらいやすい作家のものでも、状態や作品などによって買取額が高く付かないこともあるので注意が必要です。
レプリカを売るなら骨董専門の買取業者がおすすめ!

美術品としての価値があるとされているレプリカは、絵画に特化している骨董専門の買取業者に査定依頼するのがおすすめです。
絵画に特化していないような総合買取店に査定依頼すると、レプリカについて詳しくないスタッフが査定することになるでしょう。
それゆえレプリカとコピー品を混同してしまい、買取額が極端に低くなってしまったり、買取不可とされてしまうかもしれません。
骨董専門の買取業者に在籍する査定員であれば、美術品に対して専門知識を豊富にもち、レプリカとしての価値も十分に認識しているでしょう。
お持ちのレプリカは、骨董専門の買取業者で適正買取額を算出してもらい、損することなく買取に出しましょう。